「何となく行動がぎこちない……」
「夜に具合が悪くなった……」
大切なペットがこんなとき、飼い主様はとても心配されるでしょう。そんなときは下記表をご覧ください。
症状別に緊急度合いをご紹介しています。
| 急いで受診した方が良い症状 | なるべく早く受診した方が良い症状 |
|---|---|
| 意識がない…… 呼びかけに反応しない、横になったままぐったりしている |
変な臭い…… いつもとは違う臭いがする |
| 呼吸が苦しい…… 舌が紫色に変色している、呼吸時に変な音がする、あえいでいる、呼吸が止まる |
痒い…… 咬む、舐める、引っ掻く、どこかにこすりつける |
| 体のバランスが取れない…… よろける、震える、痙攣する、首を傾ける |
火傷…… 広範囲であれば急いで受診を |
| 中毒…… 人のお薬を飲んでしまった、拾い食いしてから様子がおかしい |
傷…… 耳が切れた、爪が折れた、皮膚の切り傷など |
| 出血が止まらない | 呼吸が苦しい…… 呼吸がしづらそうだが、食欲はある |
| 1時間のうちに何度も繰り返し吐く・下痢をする | 1日で数回にわたり下痢・嘔吐をしているが、元気である |
| 排尿、排便姿勢をとっても排泄物が出ない | 2日以上食事をしていない |
| 足をあげたままにしている |
※嘔吐・下痢があったものの1度で治まっていて、なおかつケロリとしている場合は、食事とお水を控えて様子を見てみましょう。一晩で治まっていれば、翌日からはいつもと同じ量の食事とお水で様子を見てください。元気がなくなっているようであれば、早めに受診しましょう。
以下のような症状が見られたら要注意!! それぞれに飼い主様が取るべき対応をご紹介しているので、どうぞご参考にしてください。
| 皮膚のかゆみ | ノミ・マダニ・疥癬・ニキビダニ・細菌・カビなどの感染症、アレルギーなどが考えられます。保湿をしてあげるだけで治まる場合もありますが、念のために皮膚検査をお勧めします。 |
|---|---|
| 耳の中の汚れ | 黄色や茶色の耳垢が沢山付いている場合は外耳炎の可能性があります。外耳炎は細菌・カビ・耳ダニ・アレルギーなど様々な原因で起こります。原因によって治療法が異なるので、耳垢検査を受けましょう。 耳を気にして掻いたり、頭をブルブル振ったり、顔や耳を床にこすり付ける仕草が見られた場合は要注意です。 |
| よく吐く | 1回くらいの嘔吐であれば、そこまでの心配はいらないでしょう。しかし何回も吐いている場合は、早めに受診してください。胃腸の病気や、肝臓病・腎臓病などが原因の可能性がある。 |
| うんちがゆるい | まずは検便をしてみましょう。寄生虫がいたり、腸内細菌に異常が起きていたりするのかもしれません。また便の色がとても薄い場合は、精密検査も必要です。 |
| 食欲はあるのに痩せてきた | 内分泌の病気(甲状腺の機能障害や糖尿病)の可能性があります。精密検査を行いましょう。 |
| 口が臭う | 歯肉炎・歯槽膿漏・歯垢・歯石が原因で匂うことが多いです。また、口の中の腫瘍が匂いを発することもあります。いずれにしても、日ごろからのお口のケアが大切です。 歯肉炎や歯石を放っておくと、頬に穴が開いて膿が出てきたり、上顎と鼻が繋がって鼻水が止まらなくなったりなど、深刻な状態になることがあります。自宅でのケアが難しい場合には、定期的に歯みがきに通院していただく方法もあります。 |
|---|---|
| しこりがある | お手入れ時にしこりに気付くことはありませんか? 脂肪腫や乳頭腫など良性の腫瘤の場合もあります。しかし、悪性度の高い肥満細胞腫、扁平上皮癌などの可能性もあります。見た目やさわっただけで良性・悪性の判断はつきません。細胞検査をお勧めします。 悪性が疑われる場合には、専門医に診断を依頼することもできます。その上で切除して確定診断を得るか、経過観察するかを決定した方が安心です。 |
| 後ろ足でスキップしている | 一見するととても愛らしいですが、これは膝蓋骨脱臼という膝のお皿が外れる病気の可能性が高いです。膝蓋骨が外れると、まるでスキップをしているかのような走り方になるのです。重度の場合は手術が必要になります。 |
| 頻繁におしっこをする | 尿石症、膀胱炎の可能性があります。早めにご来院ください。 |
| お尻を地面にこすりつける | これは肛門のう液(とても臭い液。スカンクが臭いを出すものと同じ)が詰まっている証拠。あまり溜まりすぎると、肛門のうが破裂してしまうこともあるので、溜まりやすい体質の子の場合は、定期的に絞ってあげましょう。 |
| 抱っこしたら「ギャイン」と鳴く | 背骨に異常がある、お腹が痛い、など様々な原因が考えられます。動けない、食欲や元気がない、排尿排便がしづらいといった症状もある場合には、早めのご来院をお勧めします。 |
| 咳が出る | 呼吸器(気管・気管支・肺)や心臓の病気が考えられます。早めにご来院ください。 |
| そんなに食べていないのに太ってきた | 内分泌の病気(副腎や甲状腺の病気)が考えられます。精密検査を行いましょう。 |
| 食事が取りにくい | 歯肉炎・歯石・歯垢・う歯(虫歯)が原因で口が痛くなり、食事が取りにくくなっている状態です。このまま放置してしまうと、頬に穴が開いて膿が出てきたり、上顎と鼻が繋がって鼻水が止まらなくなったりなど、深刻な状態になることも考えられます。 また、猫エイズ(FIV)や猫白血病(FeLV)への感染・発症により免疫力が低下し、口内炎が悪化するケースも多く見られます。 その場合には免疫を活性化する注射を定期的に接種することで、緩和できることがあります。 |
|---|---|
| 体表から膿が出る | 傷口が早い時期に塞がってしまうと、皮膚の下で炎症が進み、破裂してドロドロとした膿がたくさん出てくることがあります。 脂肪組織に炎症が拡がると治るのに時間がかかります。早めに受診してください。 |
| おしっこが出ない・頻繁にトイレに行く | 尿石症、膀胱炎の可能性があります。早めにご来院ください。 全く出ない場合には、尿道閉塞の可能性が高いです。この場合、閉塞してから48時間が経過すると命が危なくなります。急いで受診してください。 |
| 息が苦しい | 肺炎、心筋症、膿胸、リンパ腫(胸腺型)など様々な病気が考えられます。猫は滅多に「ハァハァ」と息をすることがない動物です。開口呼吸が続いているときは、早めに受診してください。 |
| 便秘がひどい | 便秘の原因は「トイレが気に入らない」といったものから、巨大結腸症など様々なものが考えられます。便秘が気になる場合は、早めにご来院ください。 |
| 涙を流してご飯を食べる | 潰れ顔タイプの子や、涙の出口が塞がり気味だったりすると、美味しい物を食べて腺分泌が盛んになり、眼から涙が溢れてしまうようです。いつもは涙を流さない子が泣いているなら、「美味しい!」と思っているのかもしれませんね。 |
眼の病気は厄介です。たとえ眼やに1つでもあなどれません。ひどくすると、視力を失ってしまうこともあるのです。明るいお部屋で、よーく観察してみてください。眼を前足で掻く、床にこすり付ける、など眼を気にする仕草をするときは、応急処置としてエリザベスカラーを付けて(なければストッキングに細長く丸めたフェイスタオルを詰たものを首に巻いてください)、なるべく早く受診してください。
☆眼の表面から眼底までをトータルチェックする「眼底検査セット」もあります。詳しくはお問い合わせください。
| 眼が開かない(しょぼつく) | 結膜炎などでも起こる症状ですが、角膜に深い傷がついていたり、それが波及して眼の中まで炎症が拡がっていたりすることもあります。早めに受診してください。 |
|---|---|
| 眼が赤い | 赤みがかっている部分により、結膜炎・強膜炎・角膜炎・眼房出血・瞬膜突出など様々な病気が考えられます。早めにご来院ください。 |
| 眼が白い | 白内障や角膜浮腫など治療が必要な病気と、核硬化症のように老齢性変化で治療の必要がないものがあります。鑑別するには精密検査が必要です。 |
| 目やにが出る | 透明な白っぽい目ヤニ(乾燥すると黒っぽくなる)がほんの少し出ているくらいであれば、大丈夫です。しかし目やには眼の様々な炎症や異物が挟まっていること、ドライアイなどの合図です。少しでも異常を感じたら、早めに受診しましょう。 |
| 涙が多い | 角膜が傷ついている、どこかに炎症がある、逆睫毛がある、涙の出口が塞がっている、涙の出口がないなど、様々な原因が考えられます。この場合も受診が必要です。 |
| 眼が大きくなった | 緑内障の可能性があります。視力を失うこともあるので、早めに受診してください。 |
| 左右の瞳の大きさが違う | 眼に痛みがあると瞳が小さくなることがあります。また神経障害の可能性もありますので、精密検査を行います。 |
| 視力が低下している | 白内障、緑内障、角膜炎、網膜はく離、網膜萎縮などが考えられます。精密検査が必要です。 |
何かを飲み込んでしまって吐き気が止まらない……と胃切開・腸切開してみたところ、こんなものが出てきました。皆様も気を付けてくださいね。
犬の場合:
軍手、靴下、桃の種、庭石、ゴムボール、テニスボール、スーパーボール、スポンジ、革ベルト、タオル、網タイツ、パンツ、指輪やピアスetc……
猫の場合:
糸、ビニール袋、ゴム手袋、竹串、ノミ取り首輪、釣り針etc……
犬が見せる行動に悪意はありません。まず、そのことを分かってあげてください。犬にとってはごく自然な行動が、人間社会で暮らしていくのにちょっと都合が悪い場合がある、ただそれだけなのです。
ですから、しつけをするときには“叱る”のではなく“褒める”ようにしましょう。犬は叱られるよりも褒められた方が早く理解できますし、飼い主様と喜びを共有することもできるんです。とはいえ、なかなか褒め方が分からなかったり、しつけが上手くいかなかったりすることもありますよね。当院では皆様が大切なペットとより楽しく暮らせるように、しつけ教室を行っています。詳細は教室・スケジュールのご案内ページをご覧ください。
代表的なのは立っておしっこをする「スプレー」という行為です。テリトリーを主張するためのマーキングで、他の猫が自分の縄張りに現れたときや、発情中によく見られます。様々な原因が考えられますので、まずはご相談ください。
まずは、どんなところ(場所や材質、表面の手触り)で爪を研ぐのか、どんな角度が好きなのか(水平か垂直か)を観察してみてください。そして、そこに良く似た環境の爪研ぎを用意してあげましょう。猫は寝起きに爪研ぎをすることが多いようですので、寝場所の近くもいいかもしれません。爪研ぎにまたたびをかけたり、好きなおもちゃを吊るしたりするのも1つの方法です。
そして爪研ぎを使ってくれたときは、たくさん褒めてあげてください。叱るのは逆効果になることがあります。叱られたことで不安を感じ、さらにテリトリーを主張するために爪研ぎをしたり、飼い主様が留守のときにこっそり爪研ぎをしたりするようになります。
発情中のメスは大きな声でよく鳴きますし、発情中のメスがいることに気付いたオスもよく鳴きます。これらは去勢・避妊手術によって軽減することがあります。