0458615111

診療科

皮膚科

動物病院で最も多くみかける疾患は皮膚の病気です。
継続的な痒みは動物に大きなストレスを与え、飼主様もフケや悪臭に悩まされ、痒がる動物を見守らなくてはならない心の負担も大きいと思います。
当院では、皮膚科診察に力を入れており、稀な皮膚疾患・難治性皮膚疾患から、日常のスキンケアの疑問まで皮膚に関する全てに対応いたします。皮膚科担当医までご相談下さい。

皮膚科担当医

横浜戸塚本院

布川伸子、平野

泉区中田分院

布川伸子、平野、VDT(皮膚科専門医:詳細はこちら

皮膚科診療の注意事項

  • 直前のシャンプーは原因を洗い流し、症状を分かりにくくすることがあるのでお控え下さい。
  • 動物の生活環境(食事、シャンプー剤)や生い立ち、日常のケアの方法、今までの治療(お薬、シャンプー、食事内容)等を詳しくお伺いすることがあります。

犬と猫の皮膚について

犬や猫の皮膚は、人間の皮膚と比べるととても薄くデリケートです。また、毛が多く、ベタベタした汗をかくのでスキントラブルが起こりやすく、そのままにすると皮膚病になってしまいます。 スキントラブルを予防するには、その子に合わせた適切なスキンケア(ブラッシングとシャンプー)が必要です。

横浜戸塚本院ではシャンプーグルーミング教室、中田分院ではスキンケア教室を定期的に開催しています。適切なお手入れの方法、スキンケアの方法をお伝えしています。
また、皮膚科担当医の診察で皮膚の状態にあったシャンプーや効果的な使い方をお伝えする事ができます。

皮膚科

皮膚病の原因・検査

皮膚病は、同じようにみえても、ダニやノミ、細菌の感染症、アレルギー、ホルモンに関連するものなど原因は様々です。まずは原因をつきとめることが大切です。動物の生活環境や生い立ち、日常のケアの方法を伺う事が診断につながる事もあるため、詳しくお話をお伺い致します。 さらに、皮膚の検査を行い皮膚の状態を把握します。

皮膚の一般的な検査
皮膚押捺塗抹検査

皮膚表面の状態や細菌・酵母菌を調べます。

皮膚掻爬検査

皮膚の中のカビやダニを調べます。

被毛検査

毛の状態や毛に感染したカビを調べます。

皮膚の詳しい検査
血液検査、ホルモン検査、超音波検査

皮膚は全身状態を反映する鏡ともいわれています。内臓疾患やホルモン疾患が皮膚病の原因であることを調べます。

アレルギー検査

アレルギーは免疫が過剰に反応した状態です。血液検査で免疫の状態を調べます。

皮膚病理検査

治療の反応が乏しい症例や潰瘍などの皮膚症状があるものに、確定診断をするために皮膚の一部を採取し、細胞レベルで異常をみます。

皮膚病の治療

感染症の治療

適切な駆虫薬や抗生剤を使いしっかりと直していきます。再発するものは、スキンケアを加え再発を予防していきます。

代表的な病気:膿皮症

皮膚の常在菌が増えたため、フケや痒みを引き起こす病気です。外用や内服の抗菌療法を行います。近年耐性菌も多く見られています。菌を同定し、適切な抗生剤を選択するために培養検査を実施することがあります。また、菌が増えた原因を探り再発を予防します。

慢性疾患の治療

アレルギーやホルモンの病気は生涯付き合っていく必要があります。長く付き合って行くためには生活環境、動物の性格を考慮して、その子にあった治療法を飼主様と一緒に選んでいく必要があります。

代表的な病気:アトピー性皮膚炎

before

after

アトピー性皮膚炎の治療では、皮膚の状態を良好に保つために、薬、食事、シャンプー、サプリメント、環境の改善など多方面からアプローチすることで、体に負担をかけることなく付き合っていく方法をご提示致します。
治性のアトピー性皮膚炎には、ステロイド薬が減量できない場合、体質改善を目指す減感作療法、免疫を調整するインタードッグ、免疫抑制剤を使用する事もできます。
なるべく体に負担をかけず、動物と飼主様が皮膚病のストレスから解放される治療を一緒にみつけましょう。

院内での薬浴

院内で薬浴、マイクロバブルを行うことができます。(薬浴・トリミングについてはこちら) 皮膚の状態に合わせて適切なシャンプーや保湿剤を組み合わせます。
診察もしくはお電話(045-861-5111)にてご相談ご予約下さい。

皮膚科治療例〜Before&After〜

雑種猫:好酸球性局面

before

after

猫の好酸球性局面はアレルギーの症状のひとつです。
食餌の管理、免疫抑制剤の投与で改善しました。

ジャックラッセルテリア:脂漏症

before

after

脂漏症は皮脂の分泌が過剰になった状態です。
スキンケアと皮脂の分泌を抑える薬で改善しました。

マルチーズ:脂漏症

before

after

外用薬とスキンケアで、2週間で改善しました。フケも全くでなくなり痒みもなくなりました。

脂漏症と甲状腺機能低下症を併発していた犬の1例
脂漏症と甲状腺機能低下症
  • プロフィール
  • 8歳 柴犬 メス 室内飼育 ワクチン・ノミ予防済み

before

after(2か月後)

既往歴
他院にてステロイドの内服とシャンプー療法を行っていましたが、症状が悪化したとのことで、来院。
診断・治療
甲状腺機能低下症と診断。
  • 甲状腺ホルモン補充療法
  • 外用ステロイド剤による皮膚の抗炎症療法
  • 抗真菌シャンプー(2回/週)
上記治療により、2か月後には写真のように発毛し、痒みも治まってくれました。
若年性蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症した仔犬の1例
若年性蜂窩織炎
  • プロフィール
  • 3ヶ月齢 チワワ メス 室内飼育

before

after

症状
口・目まわり、全身が腫れて膿が出るとのことで、来院。
発熱し、下顎リンパ節が腫れ、ぐったりしていました。
診断・治療
症状と年齢、細胞診の結果から若年性蜂窩織炎と診断しました。
若年性蜂窩織炎は3週齢から4ヶ月齢の仔犬で認められる皮膚病です。
顔面や体に膿を含んだ水ぶくれがみられます。詳しい発症原因は分かっていませんが、免疫の異常から起こると考えられています。
確定診断には皮膚生検が必要ですが、状態が悪かったため今回は治療を優先し、ステロイド剤を投与して経過をみていきました。3日目で熱が下がり、2ヶ月後には皮膚症状が改善し、毛も生え、元気になりました。3ヶ月後にはステロイド剤も完全に休薬することができました。

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