| お口の中を覗いたことはありますか? お口の匂いは気になりませんか? 歯は汚れていませんか? 歯ぐきは腫れていませんか? 人間と同じで、歯とは一生のお付き合いです。 日常のケアで歯と歯ぐきを長持ちさせてあげることが出来ます。 是非、歯みがきに挑戦してください。 既に歯石がたくさん付いているときは、まずは病院でのお口の大掃除をオススメします。 |

犬・猫の歯の数はご存知ですか? 犬の永久歯は上顎20本・下顎22本の計42本です。 猫の永久歯は上顎16本、下顎14本の計30本です。 7ヶ月齢になるころには、永久歯が生え揃います。 7ヶ月を過ぎても乳歯がぐらつかず残っている場合には、その部分に歯石が付きやすくなりますので 抜歯をオススメします。 ![]() 左:犬の歯、右:猫の歯 (参照:「anicom pafe」) |
||||
たかが歯石、と侮ることなかれ! 歯石は食べかすと細菌の塊です。ほおっておくと歯槽膿漏になります。 口の臭いが強くなる、歯がぐらつく、歯が抜ける、歯ぐきから血が出るなどの症状が出てきたら要注意です。 炎症がひどくなると、頬(眼の下あたり)に穴が開いて、そこから膿が出たり、鼻に炎症が拡がって 鼻水・鼻血が止まらない、という症状を起こすこともあります。 お口の中には雑菌がたくさんいます。炎症がひどくなると、その雑菌が血流に乗って全身を 巡ることになります。 健康な歯肉 歯肉炎下の写真は、歯石・歯周病を放置したため根尖膿瘍になってしまった歯です。 歯石が付いたままになっていた歯は根元まで痛んでしまい変色しています。 歯肉は後退してブヨブヨになり、歯を支えることができません。 歯と歯肉の健康を保つには、日々のケアがもっとも大切です。 ![]() |
||||
お口の中を素直に見せてくれる子はどれくらいいるでしょうか? お宅のワンちゃんはいかがですか? 今まで触られたことがないところを不意に触られるのは当然嫌がります。 歯みがきをしないときでもお顔を触って、少しずつ慣らしてあげてください。 顔を触られることに慣れたら唇をめくってみる、すこし口をあけてみる、口の中に指を入れてみる、と 段階を追って歯みがきの準備をしてみてください。 歯みがきと、好きなことを組み合わせるのも良い方法です。 歯みがきが終わったら好きなおもちゃで遊べる、歯磨き粉好きなら、おまけで歯磨き粉を舐められる、など 理解してくれれば、歯みがきが楽しい時間になります。 |
||||
お口のケアはいろいろな方法があります。出来るところから始めてみてください。 @ブラシを使った歯みがき 犬用・猫用の歯ブラシは当院でも取り扱っています。猫ちゃんや小さなワンちゃんですと、 人間の子供用の歯ブラシでもかまいません。大きなワンちゃんは大人用ブラシでも大丈夫です。 いずれにしても毛足が短いものを選んで使ってみてください。 毛質はやわらかめかふつうのものを使用します。歯と歯ぐきの境目にブラシを斜めにあてて、 やさしく磨いてあげてください。 歯みがきが楽しくなる歯磨き粉(犬用・猫用)も取り扱っています。 ワンちゃん・ネコちゃんの好きな香りがついていますので、中には喜んで舐めてくれる子も・・・。 Aガーゼでマッサージ 湿らせたガーゼを指に巻き、歯と歯ぐきをマッサージしみてみ下さい。 歯ブラシが苦手な子も、これなら大丈夫かもしれません。 ガーゼに慣れてから歯ブラシに挑戦してもいいですね。 Bキシリトールスプレー 食後にキシリトールスプレーを歯と歯ぐきに吹きかけます。 キシリトールは虫歯菌が利用できない糖なので、菌の繁殖を抑制するといわれています。 当院でも犬猫用のキシリトールスプレーを取り扱っています。 C歯石対応の食事 歯石が付きにくい食事があります。 ヒルズの犬用t/d、猫用t/dを当院では扱っています。 ユカヌバの処方食の一部も歯石予防対策がとられています。 D歯石対応のおやつ 犬用に、歯みがき効果のあるおやつもあります。 歯垢を分解する成分の入ったガムを当院でも取り扱っています。 E歯石対応のおもちゃ 主に犬用ですが、市販されていますので、お気に入りを見つけてあげてください。 上手に歯みがきが出来た後のご褒美にあげるのも良いですね。 |
||||
<歯石除去> 病院で出来る歯石除去には2種類あります。 ハンドスケールと超音波スケーラーを利用する方法があります。 @ハンドスケール 歯科機具を使って歯石を割り、削り取ります。無麻酔で行いますので取れる範囲は限られます。 A超音波スケーラー 全身麻酔が必要です。しかし、お口の中全域をチェックすることが出来、 歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)まで綺麗にする事が出来ます。 超音波の振動により歯石を砕きますので歯の表面を傷つけません。 <歯肉炎治療> @抗生剤・消炎剤 飲み薬を使用して、歯肉の炎症を緩和します。 Aレーザー治療 レーザーで、悪くなった歯肉を焼烙し、新しい歯肉の再生を促します。 |
||||
@予約が必要です(電話予約可 045−861−5111) A麻酔をかけられる体調かどうか血液検査をします。可能であれば事前にご来院ください。 B当日は、お水・食事を与えないで10時までにご来院ください。 C退院は麻酔からしっかり醒めてからとなりますので、夕方になります。 レーザー治療はオプションです。 歯肉炎が見られる場合には抗生物質を処方します。 D当日の夕食は21時以降にして下さい。量はいつもの1/3程度にして下さい。 お水は一気に与えずに少量ずつ小分けにしてあげて下さい。
|
||||
せっかくお口の大掃除をしても、何もしないでいれば、また歯石が付いてしまいます。 歯石対策グッズを利用するのも手ですが、これを機に歯みがきに挑戦してみませんか? スキンシップにも繋がります。 歯みがき教室も開催していますので、ご利用ください。 |
||||