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犬と猫の感染症予防

犬と猫の感染症予防

「予防する」ということが大切なワンちゃんネコちゃんを守ります

犬と猫の感染症予防
感染してからの治療は、一般に不健康な状態からの対抗策になるため体への負担が大きくなります。また、一部の感染症は一度病気になってしまうと治療が困難なものがあります。感染前に予防することができれば、病気になる前に感染症に対する抵抗力をつけているため、体への負担は少なくなります。

代表的な感染症の予防方法に予防接種(ワクチン)があります。ワクチンの中には病原性を失ったウイルスや蛋白質が含まれ、これらを体の中に投与することで抗体という抵抗力を身につけます。狂犬病のように発症してしまうと100%の致死率を持つ疾患や、パルボウイルス感染症のように伝染性が強く特効薬が存在しない疾患に対してはとても有効な方法です。
適切な予防接種を行って、わんちゃん、ねこちゃんを恐ろしい感染症から守ってあげましょう。

ワクチンには以下の4つの効果が期待できます

ワクチンの4つの効果
当院でのワクチン接種のながれ
当院でのワクチン接種のながれ

狂犬病

狂犬病とは、ワンちゃんが発症するとほぼ100%亡くなってしまう恐ろしい伝染病です。
治療法もありません。日本では法律で生後3か月齢以上のワンちゃんは狂犬病予防注射が義務付けられています。近年、日本での発症は確認されていませんが近隣国では狂犬病が蔓延しており、いつ日本に侵入してくるか分かりません。
そんな恐ろしい狂犬病から大切なワンちゃんを守るための方法はただ1つです。発症しないように予防接種をすることです。

狂犬病接種の流れ
狂犬病接種の流れ
料金
狂犬病ワクチン接種(身体検査料含む) 3,000円
接種済票交付料 550円

※初めて接種される方は別途新規登録料3,000円かかります

2015年度より動物病院で狂犬病接種登録を行うことができるようになりましたので、横浜市にお住まいの方は市役所での登録は不要となっております。
ワクチン接種後に、証明書とワンちゃんにつけていただく鑑札をお渡しいたします。ご不明点がございましたら当院スタッフまでお問い合わせください。

混合ワクチン

混合ワクチン

子犬・子猫は生まれてからしばらくは、母親から譲り受けた免疫で感染症に対する抵抗力を持っています。しかしその母子免疫は徐々に低下していき、免疫系が十分に発達していない子犬・子猫は無防備な状態になります。
ワクチン接種をすることにより免疫力を高め、病原体を感染させない、感染したとしても重症化させないようにします。

また、ウイルスによる伝染病の治療は困難であり、特効薬もありません。特に、レプトスピラ感染症はワンちゃんだけでなく人にもうつる恐ろしい病気です。これらの伝染病からワンちゃんネコちゃんを守るためには、ワクチン接種による予防が有効となります。

予防できる病気の種類により、ワンちゃんでは6種混合、8種混合ワクチン、ネコちゃんでは3種混合ワクチンがあります。ライフスタイルによって適したワクチンをご提案させて頂きます。

ワクチン接種の流れ
ワクチン接種の流れ
料金
犬6種混合ワクチン 7,000円
犬8種混合ワクチン 8,000円
猫3種混合ワクチン 4,000円
猫5種混合ワクチン 6,000円

※身体検査検査料含む、別途診察料がかかります。

予防できる伝染病の種類
ワンちゃん
  • 犬ジステンパーウイルス
  • 犬アデノウイルスⅠ型感染症
  • 犬アデノウイルスⅡ型感染症
  • 犬パラインフルエンザ感染症
  • 犬パルボウイルス感染症
  • 犬コロナウイルス感染症
  • レプトスピラ感染症(各種型)
ネコちゃん
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス伝染病

ワクチンの副作用

ワクチンの副作用には下記のものがございます。

主な副作用
接種直後(数分~稀に30分以内)

アナフィラキシーショック(急性の虚脱、呼吸困難、体温低下、痙攣など)

接種後24時間以内(稀に72時間以内)

顔面浮腫(ムーンフェイス)、消化器症状(食欲不振、嘔吐、下痢など)、発熱

接種後1週間以上

接種部位にしこり→1ヶ月以内に自然縮小・消失のいずれかが見られる

接種後3ヶ月~2年(猫のみ)

注射部位肉腫(ワクチン接種後肉腫)

当院での対策

接種直後に発生するアナフィラキシーショックは大変稀ですが、もし生じた場合は迅速に治療を開始する必要があります。 当院では、ワクチンを接種後最低5分以上処置室で反応を確認し、お返し後もアナフィラキシーを疑う症状が見られた場合には迅速に対応できる体制を整えております。
ご自宅に帰った後に、顔面浮腫や消化器症状が生じることがございます。その際は、当院まですぐにご連絡下さい(夜間も対応しております)。適切な処置を行います(軽度のものは安静を保つことで治癒します)。

注射後のしこり、肉腫について
犬・猫共通してワクチン接種後1週間ほどで接種部位にしこりが見つかることがあります。
これらは通常一過性のもので1ヶ月を目安に縮小・消失のいずれかが認められますが、念の為に診察を受けられることをお勧め致します。
猫のみ、ワクチンを接種後3ヶ月~2年以内に線維肉腫と呼ばれる悪性腫瘍が生じることがあります。ワクチン以外の注射によっても発生する可能性が疑われており、正確な病因は不明ですが、アジュバント入りの不活化ワクチンで特に発生しやすいのではないかと疑われています。過去2年以内にワクチンを打った部位にしこりが見られる場合は、当院までお早めにご相談下さい。なお、この腫瘍の発生を予防する確実な手段は見つかっておりませんが、当院ではアジュバント入りの不活化ワクチンの使用を避け、ワクチンの接種部位を後ろ足の皮下に限定し、リスクを低減するようにしております。

農林水産省よりワクチンの副作用について事例報告が挙げられておりますので、下記のリンクをご参照下さい。
ワクチンの副作用事例報告(PDF)

当院で使用しているワクチンの種類
狂犬病ワクチン

松研狂犬病TCワクチン

犬6種・8種混合ワクチン

バンガードプラス

猫3種混合ワクチン

ピュアバックス、フェロセル

猫5種混合ワクチン

フェロバックス

※その他、ご希望の種類のワクチンがございましたら、当院までお問い合わせ下さい。

寄生動物について

ノミ・ダニなどの節足動物、回虫・条虫などの寄生虫はワンちゃん・ネコちゃんの健康にとって大敵です。また、時には私たち人間の健康にも被害を及ぼします。
これらの寄生動物のいくつかは、適切な予防薬を投与することでワンちゃん・ネコちゃんに感染することを防ぐことができます。

フィラリア症

フィラリア症フィラリア症は心臓内の寄生虫による病気です。

フィラリアに感染すると咳、息切れ、嘔吐や食欲不振などの症状がみられ、突然死することもあります。蚊が運び屋となって広がり、主にワンちゃんが感染します。近年ではネコちゃんのフィラリア症も多く報告されており、注意が必要です。
フィラリア症は予防薬を投与すれば防げる病気です。予防を怠ると知らない間に感染していた、ということがあります。いつまでも健康で過ごせるようしっかりと予防を心がけてください。
フィラリア症の詳しい説明はこちら

フィラリアに感染していないかの検査は、予防薬をあげる前に必ず行ってください。前年度の予防が不完全な場合、フィラリアに感染していると予防薬によって副作用を起こす場合があります。

予防期間
予防薬
予防薬には錠剤、注射、チュアブルタイプなどがあります。
薬を飲むのが得意でない子、おやつなら喜んで食べる子など、その子にあわせた予防方法をご提案させていただきますのでご相談してください。また、一回の投与で一年間効くタイプのお注射もございます。毎月お薬を飲ませる手間が省けて便利です。
ノミやマダニ、他の寄生虫の駆虫薬と一緒になったものもございますのでおたずねください。

ノミ・マダニ症

ノミ・マダニ症

ダニは犬や人の皮膚にくっついて血を吸うときに、恐い伝染病をうつします。 犬には、バベシア症という貧血を引き起こし、場合によっては命取りになる伝染病を媒介します。
ノミダニの詳しい情報はこちら

人には、重症熱性血小板減少症(SFTS)という伝染病も媒介します。この病気は致死率も高く、有効な治療法もワクチンもありません。これまで国内では死亡例も確認されています。
ノミは、動物や人に寄生すると、吸血により非常に強い痒みを起こします。 吸血を繰り返すうちに、ノミアレルギー性皮膚炎という激しい痒みを伴う皮膚炎を発症することになります。

ノミは外では気温の上がる時期しか生息できませんが、一旦室内へ持ち込まれると、1年を通じて繁殖することができます。予防期間については当院スタッフまでご相談ください。

予防薬
ノミ、マダニの予防・駆虫には、おやつのように食べるチュアブルタイプ、皮膚につけるスポットタイプ等のお薬があります。
皮膚が弱い子や食べることが大好きな子にはチュアブルタイプのお薬をおススメするなど、その子に合わせた予防方法をご提案させていただきますのでご遠慮なくご相談してください。

予防について