保護犬を迎えました
こんにちは、獣医師の川西です。
今回は私の新しい家族をご紹介します。
1ヶ月ほど前にわんちゃんを迎えました。
チワワの女の子で、9歳、名前はももです。
ももは町田市の「小さな命を守る会」という犬の保護活動をしている会から譲渡していただきました。
保護された経緯ですが、前の飼い主であったご年配の方が孤独死されてしまい、2週間もの間ももは1人でいたそうです。発見されたときはかなり衰弱していて、保護した方が病院に連れて行き入院をして、一命を取り留めたそうです。
そんなつらい経験のせいか、保護された当時は無表情でなかなか心を開かなかったそうなのですが、2ヶ月の間、会の預かりボランティアさんのところで生活して次第に表情が明るくなっていったそうです。
「小さな命を守る会」は私の母校である麻布大学の元教授の奥様が代表をされていて、学生の頃からお世話になっていました。卒業してしばらく疎遠になっていたのですがまた連絡を取る機会があり、私がチワワ好きなことと、ももには心臓病やヒザ関節の脱臼症などの持病がありなかなか一般の方の貰い手がいないということで私に紹介してくださいました。
はじめは慣れてくれるか少し心配しましたが、初めてうちに来た日もまったく動揺する様子がなく、ごはんはよく食べるしベッドで寝るし、病院に一緒に出勤してもへっちゃらで、バスにもおとなしく乗りますしほんとにいい子です。
毎日同伴出勤しているのですが、最近はうちに帰ってくるのが嬉しいらしく、帰宅後に廊下を走り回っている姿がとてもかわいいです。
いびきをかくようにもなりました。
「小さな命を守る会」では、どんなに老犬でも病気があっても最後は家庭の暖かいベッドの上で過ごさせてあげたい という代表の思いがあり、多くの助けが必要なわんちゃんを引き受けています。
保護された子たちは預かりボランティアさんのもとで新しい家族を待っています。
予防医療や避妊去勢手術のほか、病気があれば治療していますので多くの医療費がかかるそうです。
当院からは少しですがフードを寄付しております。
町田なので戸塚からは少し遠いですが、里親に興味がおありの方はいつでも川西まで相談していただければと思います。
最後に、10月6日土曜日の「天才!志村どうぶつ園」という日本テレビの番組で、嵐の相葉君が保護犬のトリミングをするというコーナーに「小さな命を守る会」が保護したプードルちゃんが出ますのでお時間あればご覧ください!