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ぬのかわブログ

ブログDr.藤田の投稿スタッフ紹介獣医師

ブログ初投稿です

こんにちは!
獣医師2年目の藤田理公です。
社会人としては4年目になります。
ぬのかわ犬猫病院に勤務する前は滋賀県牛の獣医師をしていました。

今日はせっかくなので牛の診療についてお話ししたいと思います。

牛の診療は主に予防・治療・飼料管理の三本立てで主に成り立っています。
今回はオペを中心とした治療面のお話をしたいと思います

診療は、正直八割くらい風邪です。
抗生剤の投与で治ります。
そして、残りの二割がオペなどの適応になります。
よく乳牛の世界で出会うオペは第四胃変位と呼ばれるものです。

これは出産後に拡張していた子宮が占領していた部分に四胃が移動してしまい、ねじれるような形になり、食欲が完全に無くなる病気です。

この病気に対してはまずお腹を開けて、太い針付きのチューブを四胃に挿します。
そうすると溜まったガスが抜けていき、四胃が下に落ちていくのが分かります。

四胃は体の右から一旦下に潜って左上に上がっているので、逆にガスが抜けた後は下から手を入れて右に引っ張り上げます。雑に見えるでしょうが、本当に拳で握りしめて持ち上げます。腕まで入れます。

そして右の本来の位置に結びつけてお腹を閉じるという手術です。

慣れれば三十分くらいで終わります。

大概次の日からもりもり食べ始めます(産業動物は食べることも立派な仕事です!)

 

肉牛はあまり手術することはないのですが、強いて言うなら尿道結石です。
もしかしたらおウチのわんちゃん猫ちゃんがなったという方もいらっしゃるかと思いますが、基本的には同じ病態です。

 

牛の尿道結石のオペは、お尻の下の会陰部というところを切開し、尿道を引っ張り出して結石のある部分を切り開きます。そしておしっこと結石が出たことを確認したらなんとその先の尿道は切ってしまってその部分を中の筋肉に縫い付けます。

え、おしっこどうするの?となるかもしれませんが、そのままです。
つまり雑な言い方ですが、垂れ流しになります。
とはいえ、牛のQOLに影響はなく、この辺りの部位はお肉にもならないので大丈夫です。

診療所によりますが、私のところでは牛が横になってしまうとやりにくいので、立ったまま局所麻酔でやっていました。

どうだったでしょうか?
おそらく知らないことだらけだったと思います。

何かご質問があれば診療の際にでも聞いて下さって大丈夫です。

ちなみに牛の診療で一番奥深く、聴いていて面白いのは繁殖関係かと思いますが、その話はまた今度させていただきます。