皮膚科へようこそ!
こんにちは、看護師の頼です。
春先から夏にかけては狂犬病やフィラリアなどの予防を始める季節ですね。
それと同時に、この時期は皮膚や耳の状態の悪化がとても多く見られる季節でもあります。
今年こそは痒みやべたつき、外耳炎に悩みたくない!という方に、
中田分院で行っている皮膚専門診療「Vet Derm Tokyo(以下VDT)」についてご紹介したいと思います。
今回は毎週第2・第4月曜に診察されている伊從(イヨリ)先生のご紹介です。
伊從先生はVDT代表の先生で、アジア獣医皮膚科専門医の資格を持っています。
見た目はワイルドですが中身はとてもやさしくて面白い先生です。
そんな先生の診察の様子をちょっとだけ公開します!
今日の患者さんはふうちゃんとそらちゃん!
同じおうちの子で二人ともアトピー性皮膚炎のトイプードルさんですが、
痒みの頻度や度合い、肌の状態は二人とも異なっています。
まずはお父さん、お母さんから最近の様子をしっかり聞きます。
お話を聞いた後はいよいよ診察です。
体にブツブツや脱毛、赤みがないか確認します。
今回は皮膚の水分蒸発量を計測しました。
この検査は皮膚からどれだけ水分が出ていってしまうかをチェックして、乾燥の度合いをみる検査です。
ふうちゃんは乾燥しやすかったので、薬浴の保湿を強化することに。
診察の後は二人とも薬浴とカットへ!
オゾンナノバブルで汚れをしっかり落とした後は、
低刺激のシャンプーで体を洗います。
最後にコンディショナーをつけてしっかり保湿します。
シャンプーとカットが終わって二人ともとても綺麗になりました♪
皮膚が悪いと思えない二人ですね!
アトピー性皮膚炎の子は飲み薬や塗り薬だけではなく、スキンケアも治療に大きく関わっています。
当院では獣医師、看護師、トリマーで連携して患者さんの皮膚科診療に取り組んでいます。
毎年同じ時期に耳や皮膚が悪化する、
年を重ねるにつれてどんどん症状が悪くなるなど、
皮膚にお悩みの方はぜひご相談ください。
次回は第2・第4土曜日に診療している皮膚科の癒し系担当の先生を紹介します。